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株式会社ヤマイチニューテクノロジー

代表取締役 大賀繁

1995年より現在まで、私たちは長期に渡って廃食油から水分やゴミを取り除かずにまた他の油などを混ぜずに食用油だけで直接燃焼して熱交換器で実用的に利用できる技術を開発しました。この開発を始めた理由は、岡谷鋼機株式会社さんの日頃から弊社技術を高く評価して頂いていたある担当者から、「某ホテルで廃食油処理に困っているので、廃食油を燃料にしたシステムを作って下さい」との話からでした。この話に植物油も油なのだから簡単に燃焼できると思いつい安請け合いをしてしまいましたが、その後以下にあげるような難問をブレイクスルーする必要が出てきました。


第1の問題点はポンプで、廃食油は普通の重油等と違って水分・揚げカス・粘土が高いなど通常の小型オイルポンプでは、詰まったり流れなかったりと安定定量供給ができませんでした。


第2の問題点は配管やノズルで、これらの箇所に廃食油が徐々に堆積してしまうので頻繁に配管を洗浄する必要がありました。


第3の問題点として油の種類・酸化度・粘性などで、既存のバーナーの利用では、噴霧状態がバラバラで保炎ができずに連続的に燃やすことができませんでした。


第4の問題点としては火炎核ができないことで、ガスバーナーで廃食油に着火させようとしてもガスを離すと失火してしまって廃食油だけでの燃焼ができませんでした。


第5の問題点として不完全燃焼で、多量の煤塵や一酸化炭素多量に発生してしまいました。


第6の問題点として操作が複雑になることで、重油バーナーやガスバーナーのように誰でも簡単に利用することができませんでした。


しかし、10年たった現在ではこれらの問題点は全て解決されました。
プロメ環境エンジニアリング株式会社さんに設置してあるBMBは、これらの問題を全て解決した設備で、重油やガスを利用した温水・蒸気ボイラーに代わるものです。本技術の開発と確立に当たっては、東海大学湘南校舎の内田教授・研究室の学生の皆さん・産学連携推進部の皆様など多くの大学関係者や機器装置メーカーや関係者の皆様にたいへんお世話になりました。